性格が入れ替わる様な病気

うつ向く女性

誰でも患う可能性の病気

双極性感情障害とは、かつては躁うつ病と呼ばれていた病気です。厳密には双極性障害には複数の病状に分けられて区別されています。そのうちのひとつの症状が、現在の医療においてはかつての躁うつ病として一般的に認識されています。双極性感情障害は、患者さんの性格があたかも複数存在しているかのように見える精神病です。双極性感情障害と確認する事ができる主な特徴としては、例えば買い物を必要以上に無計画にし過ぎてしまうといった特徴的症状があります。一般的な人であれば買い物をする時には、今自分が持っているお金の金額を参考にしてその金額で購入することができる商品を選んで購入します。しかし双極性感情障害の患者さんの場合はクレジットカードを活用して収支の事など考えず無計画に購入してしまうのです。なぜこのように無計画に購入しまうのかというと、「自分を大きく見せたい」といった欲求が心理的に隠れている場合も多いのです。もちろん、ただ単に欲しかったものがあり、我慢するとストレスを感じてしまうからといった理由で上記のような行動を取る人も中にはいるでしょう。しかし双極性感情障害の患者さんの場合は行動がやや病気的なもので、家族や友人の忠告をまったく聞かなくなってしまいます。大量に洋服を購入して、後日支払いの期日が迫ってくると今度はうつの状態に変化します。するとまるで猫をかぶったようなおとなしい性格に変化してしまい、ハイになっている時にあれこれ無責任に購入した洋服の支払いをする事ができなくなってしまいます。結果的に家族は大きく振り回されてしまうことになり、周りからはひんしゅくをかいます。このような悪循環が何度も繰り返され、病気の悪化に繋がってしまう病気です。こうした気持ちは人間なら本来誰でも持っている欲求なので、言い換えれば人間なら環境によって誰でも患う可能性のある病気であるとも言えるのです。

もし家族が病気になったら

もし家族が双極性感情障害を患ってしまったなら、非常に気長で寛大な対応が求められます。その患者さんの性格にもよりますが双極性感情障害の特徴のひとつとして「駆け引き」があります。家族や友人らが自分に信頼を寄せることで、自分に対して本当に信頼しているかどうかを試すためにわざと意地悪な事をして様子を伺うといった行動を取ります。そして、万が一「あなたの事を信頼しているから、どんな意地悪をされてもかまわない」などと言う人が現れると徹底的に意地悪を続けて、あたかも自分の価値を吊り上げるかのような行動を取りはじめます。患者さんを支える側の人は、この時の患者さんの状態を「まるで悪魔が取り憑いているかのうように感じる」と表現する人も少なくありません。患者さんを支える人がひとつのハードルをクリアすると、次にさらに高いハードルを用意しヘトヘトになるまで振り回し続けるのです。そして、患者さんの要求を支える側の人が完璧にクリアすればするほど、今度は双極性感情障害を患う人は自信を失ってしまいます。なぜこのような状況になるのかというと、駆け引きをする時に相手にわざとする意地悪のほとんどは、自分ができない作業である事も多いためです。気分がハイの時にまるで王様のように他人に命令したり意地悪をするのですが支える側の人がどんどん要求をクリアしてゆくと、今度は患者さんがうつの状態になりはじめます。すると双極性感情障害の患者さんは「なぜ自分はこんなにひどいことをして意地悪しているんだろう」といった感情を抱えて深みにはまってしまう事もあるのです。そのため、患者さんが無理な要求をしてワガママになっていると感じた場合には距離を置き、落ち着くまで放っておく事も大切なポイントのひとつです。支える側の接し方がとても難しいので、専門書などを参考にしてみるのも良案です。